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深紅

一家4人惨殺の加害者家族と唯一残った被害者遺族との関係の心理描写を中心に描いた小説。
筋立てとしては至ってシンプル、ただ内容はエグイ。
主人公、小学6年生の修学旅行中に突然肉親の不幸のために呼び戻される・・・・いつもどおりの斬新な切口から始り、その不幸たる両親兄弟のへの殺害方法は気持ち悪いほど残虐で、凶器である金槌を幾度となく顔面へ執拗に打ち付ける残忍な犯行描写に流石に引き気味。またその際の加害者側の心理状態を刻々と綴っており、これまた理解不能。
一人残された主人公が生きる価値を見出せないまま、死刑判決を受けた加害者の心根を探るうちに一人娘の存在を見つけ、本来出会うべきでない被害者遺族と加害者家族との奇妙な関係に復讐・同調と揺れる心情を描いた作品。
ちょうどテレビで”なぜ人を殺してはいけないか”とあって、これと変に交錯して訳わからんようになりました。

引退かぁ

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テレビで流れていた松井の引退会見、妙に心に沁み込むものがありましたね。
漠然と終わった感はあるもののそこに悲壮感や憐憫さは一切なく、涙ながらに一言一言、言葉を選んで丁寧に話す、その堂々たる紳士的な受け答えに感動すら覚えました。
[過去の自分を知っているだけに日本でのプレーはできない]とその引際、非常に同感。
特に野球好きでも松井ファンでもないのですが、同じ北陸人というだけで暫く残りそうなネタでした。

同僚の小山さん曰く[次は松井の男気ジャンケンですかね]・・・派手な縞々のスーツに嬉々としてはしゃぐ姿は考えられませんが。


[過去に書いていたネタ]

医者諸々

年齢も8の倍数に近づくこの頃、変に支障を来たす47歳。
歯やら眼球やら皮膚やらと、歳はとりたくないなと。

右目に異常を感じ、鏡で目玉を凝視すると何かが何かが出来ている・・・眼球に。
慌てふためいて、幼少の頃、世話になったマスダ眼科へ直行。
それはそれは多種多様な器具で不信感たっぷりの多くの調査に閉口
その後の問診でも何やら他の書類に夢中で、ろくに診察もせず適当に[老化現象]で片付けてしまおうとするバカ息子先生に愕然。
当然薬も指導もない。

水野歯科

昔からの奥歯の詰め物が取れてしまって、泣く泣く歯医者へ。
さほど待たされる事なく、呼ばれて奥のシートへ。
着座して程なく、うれしい顔の水野が表面麻酔の器具をカチャカチャさせて

[ ハイ、口開けてぇ ] お客様のお口の中で器具を何度何度もカチャカチャさせながら

[ シンジ、夜にアオリイカ釣りに行こうよ ]・・・・・

[ スズキちゃ今釣れんがけ? ]・・・・・

[ 今週の土曜日、昼は行けんがやちゃ、仕事やし ]・・・・・

[ オオ!オエヒャベレンヤオ! ] 滑舌が悪い上に器具を突っ込まれては喋るに喋れず

うがい後に [ 話しかけんなま! ] と宣うと、

今度は全く無言で注射を刺しやがる。

・・・・・・・・・・[ ほら喋らんだら不安になるやろぉ ]・・・・

おまえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!

状況的に患者は不利だ!
完全に上から押さえ込まれて為すがまま。
感覚が無くなるまで注射を打ち続けられ、ぐったり状態で歯の治療。
眼球だけを執拗に動かしながら耐え難い痛みに耐えるのみ。
歯医者はやはり好きになれない。

歯医者特有の金属音を数分聞かされた後は、虫歯部分を除去できたらしく、さほど痛みを感じなかった事に[ なかなかやんねかよ ]と独りごちて帰社。

ただ麻酔が切れずに昼飯では、口の中を噛みまくり血だらけで美味しくありませんでした。

スマホ

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今更ながらのスマホに乗換。
機能的には十分だった携帯が電源入らず、不安ながらもXPERIAの最新機種へ。

これが思いのほか素晴らしい。
Androidの出来がここまで進化したかと思うのと、Xiエリアの拡大で市内ではほど十分な通信速度が得ることができ、とにかく速い嬉しい気持ちいい。

いやぁ、2年遅かったなと若干残念に思いますね。

ただ電話かけるのに苦労します。

中国

今日も繰り返し報道される中国反日デモ映像。

人口13億を有して未だなお秩序と自省することのない歪愛国心で成り立つ稚児国家の中国。

自己主張のみに固執し、我欲を押し通す姿勢は、円借款などで諸国の協力を得てGDP世界第2位となれた恩義を忘れた下種な国家。

日本以上の歴史を持ち三国志など素晴らしい背景もありながら、未だ敗戦国としての歪んだ負け犬教育を国民に押し付けた結果の表れ。

韓国同様、戦後教育を改めなければ、絶対に覆されない卑しく物欲しげな姿勢、間違った歴史観、これら到底受け入れられるものではない

震災時に世界各国から賞賛された日本人の美徳は真反対な、有事に略奪・襲撃・焼き討ちなど、多大な損害を受けたtoyota、panasonic、aeonは哀れとしか言いようがなく、それらを日本の自己責任で片付けようとする厚顔無恥な中国政府。

毒入り餃子での保身的対応、上海万博での我先に入ろうとする民衆の愚鈍な行動、尖閣漁船衝突事件でフジタ社員を拘束し報復行為とする呆れた処置。

心底崩壊してほしい国だなと思います。

いやぁ振り込め詐欺

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相変わらずで毎年の洟垂れ詐欺師の振り込め用紙が送られてくる季節となりました。
タウンページに広告を掲載している事業者宛に、尤もらしい事を並びたてて便乗請求してくる株式会社日本通信広告サービスの一件でした。

一生懸命に

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読み耽る事12時間、段組450pを飯も酒も漫ろに完読しました。

深層心理の描写が巧みな俗に笑説作家奥田英朗は過去数冊読んだことがあり印象も良く、今回の[邪魔]も手に取った訳ですが。

所感として消化不良、随所に撒き餌はするものの結論無し・・特にラストは意味不明なものでした。
内容は、不良高校生、精神不安な刑事、放火犯と思しき会社員とその妻、3者3様に入り乱れ、各々の思惑が錯綜し途中の話のもっていき方は随分と引き込まれるものがあり昏々と読み進んだわけですが、妙な徒労感だけが残りました。

午前中のボクシングに何故か感化され、自分も一生懸命に何かをと、読書した次第でした。

インターハイ予選

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2Rレフリーストップ、残念でしたが粒粒辛苦を重ねたその姿勢に大きく胸打たれるものがありました。


予てからのボクシング通いに足が遠のいてからはや1年、紹介した友人の息子は今も懸命に努力を重ね熱血指導の下に着々と実力を付けインターハイ予選に届くまでになりました。
熱の入れようは本人以上の大人たちを余所目に、入門当時のヘナチョコジャブから大きく飛躍し、試合前には見違えるようなシャドーを緊張からか直向にこなしてました。

肉眼で見る初めてのボクシング試合、アマチュアとはいえ殴り合う鈍い音や、吹き出る鼻血に、弥が上でも血が騒ぎ、ゴング早々、カウンター気味の右ストレートに、相手がぐらついた際には狂喜乱舞で[イケー!倒せー!]などど年甲斐も無く一緒になって濁声を張り上げる始末、しかし次第に相手の連打に対応しきれず、鼻血も止まらず、ロープを背負う事が多々あるのを見兼ねて、無念のレフリーストップに。

リングから降りてきて[すいませんでした]と謝る少年に[何謝っとるんよ、お前無茶苦茶頑張ったねけ、本当によくやった]と言葉にはせず、琴線ぐらぐらにして力一杯の拍手で見送ってやりました。

次回も必ず応援にいったろと思います。

ひたすらに新熊野縦走

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快晴初夏の平日、新熊野発電所に取り付けた監視カメラの不具合対応で山登り。

1時間半もの登山道に四十路男は精も根も尽き果てて蛻の殻、仕事も程々、足縺れながらフタフタで長靴下山しました。

テシマリュウイチ

社団法人富山青年会議所の、【『世界の中のニッポン』~責任ある決断が日本の未来を切り拓く~】と銘打った講演会に参加。

どう見ても未来を切り開けそうにない粒揃いの面々が屯する全日空ホテルのロビーで受付を済まし、待つ事10分、見たくも無いビデオ上映、無意味な国歌斉唱、始末の悪いJCソング斉唱と怒涛の如くぼんくらイベントを繰り出し、ゴロツキどものJCIクリード、無教養のJCミッション、一般人も蒼ざめる大車輪の戯けぶりを発揮した前口上がやっと終えた後に手嶋龍一先生登場で。

時事問題の北朝鮮ネタからイランまで、余談に鳩山由紀夫の阿呆ぶりで盛り上げた質のよい講演を90分、ヘタレ主催者とは対極をなす素晴らしい講演でした。

ミサイル発射から1時間以上も遅れた正式発表、その国家間に存在するサードパーティルールの原則から切り出した巧みな話術は、中国、さらにはイランとの核開発の連携により十分な支援を受けている真実を解き明かし、北朝鮮にとって国連経済制裁が微塵の影響もないという、貧困に喘ぐ状況を想像していた事とまさか異なる事実にまで及びました。
そこから話は9.11、ブッシュが機軸としたイラクの大量破壊兵器の存在(核兵器・生物兵器・科学兵器)の有無、その偽情報で130億ドルを負担支援して評価すら得られなかった日本、中国が対アメリカとの緩衝材に北を存在させるが如く、アメリカは対中国への外洋遮蔽の意味で日本を利用、その大国のエゴの元で早期警戒衛星すら持たない日本の情報戦略は今後もアメリカの国益に優先された情報しか受け取ることが出来ない事を憂い、本筋の~責任ある決断が日本の未来を切り拓く~のリーダー論においては金正日ですらその決断力を褒め称え、逆に鳩山由紀夫の奇々たる行動を論い、[本当にリーダーシップのある方であれば国外からでもいいのでは]という突飛な事で締めておられました。

・・・なんとなくわかったようなわからんような・・・

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