風上に立て！

調子こいてDVD、本は全く手付かずで。[しあわせの隠れ場所]この表題はイカン1、[The Blind Side]のままで良いのではと思いますね。
実話に基づいて描かれた作品だけあり、下手な脚色のないシンプルでしかも飽きさせない展開、The Blind Sideとして隠された見えない面を、本質としての幸福とは何かを問う内容で魅入られた2時間、十分満足でした。

46歳のサンドラブロック、ある意味凄いわ。

怒涛の週末DVD鑑賞[oceans]と[沈まぬ太陽]。数ヶ月前に上映されていた映画をもうこの時期観れるのは良いですね。

[OCEANS]若干のハズレ感漂うエンディングと供に薄い所感しか残らない、大きく空振った作品。雄大な映像美は筆舌尽くしがたいものはありますが・・・

[沈まぬ太陽]とても原作は読む気になれません。DVDの3時間、十分に山崎豊子を実感できる作品でしたね、途中休憩まであって。社内で虐げられる主人公の頑ななまでの善と伸上る裏切り者の小ズルイ悪とが実に対照的で、妙な既視感に憑かれます。白い巨塔ですね展開はまさしく。最初の30分で号泣でしたが、後の展開も緊張感があって楽しめた映画でした。

特別な偏見はもたない様にしてますが、女性作家は避けますね。なにかこう無意味な文字の羅列と悪趣味な表現が嫌悪をもよおしそうで。
ただ村上由佳は別腹で男の心理を嫌らしくなく描ける女性やなと。今回の［星々の舟］は結構踏み込んだ内容で最後まで興味深く読めました。ある家族の一人一人を主人公に短編化しての連作で、義理の母親の死から複雑に絡んだ兄弟と姉妹の心模様を突飛な展開に載せて因果関係を紐解いてゆく小説、兄妹愛・不倫・強姦・戦中話、こんな感じでしたね。

梅雨の晴れ間を見て、そそくさと中川商店を店仕舞し、何時もの赤灯台へ直行。鼻息荒くロッドを振りさくるも、完全ノーバイト、更に下流で相当の北風に晒されながらもノーバイト、泡吹きそうになりながらシツコク再度一度上流でキャスティング、ググゥと久々の感触に血が噴きあがります。しかし跳ねない？ん？それでいて引きが結構強い？ん？手前で跳ねた！おぉ！これは・・・・ウグイやねん、弩級の巨大な。続けざまに振りまくって・・ウグイ。さらにウグイ。どうやらウグイの巣窟に踏み入れたようで、処置なしの状況に変に消耗して帰途につきました。

富山湾スズキ死滅したか？

”人生の出来事に深い意味なんてない！”と大仰に出られて、ついつい摘まんでしまった[考えすぎない生き方]、しかもコンビニで、200pにも満たないペラペラの文庫でした。
人生において期待せず、疑わず、固執せず、全ては程々、所謂中庸でいきなさいと・・・どうも逆にそのベクトルが疑いたくなるような内容でしたが、ぽつぽつと納得させられる事もありました。

[天の瞳]酔いつぶれながらダラダラと1か月も掛けて読み終える頃には読筋が解らず、思い出せず、所感も薄く駄目だなと思います、一気に読破すべきですね。倫太郎の幼年期を描いた作品でした。ただ周囲の人物像が程良く書かれていて、懐の深い大人たちに囲まれて真直ぐに太く生きる少年、倫太郎という本でした。続編が9巻まであるそうで、とても読む気になれないのは事実です。

先週怒涛の3連ちゃんスズキ狙いで、"パーフェクトボウズ！" アタリすらなく改めて甘くない事を痛感した週末でした。

梅雨の晴れ間、蒸される暑さに耐えかねて白岩海岸で。ヒラメぐらい釣れんかのと、数投目に思いもよらぬ"ヒット”いきなり跳ねる暴れるの弱い引き具合は久々のダツ、結構でかい。ドピンクのギッザギザの口元に気をつけてお帰りいただきました。

日曜の昼下がり［伸ちゃんウィルス入ったかもしれんがやちゃ、説明できんから来てくれんけ］？耳を疑うようなセリフを仰るお客様に無下にはできず客先へ。
確認してみると、ご丁寧に差出人が［Microsoft outlook support］と在られます。さらに

You have (8) messages from Microsoft Outlook.
Please re-configure your Microsoft Outlook again.
Download attached setup file and install.

何となく直訳で”メールが8通、OUTLOOKに残ってますよ、このソフトをインストールしてメールをダウンロードしてくださいね”、マイクロソフトの懇切丁寧なお客様本位の姿勢の現れですね、お客様お一人お一人のメールの中身までチェックして残っていれば、即対応。尚且つ、添付ファイルをクリックすると、目にも嬉しい素敵な画像のアイコンがデスクトップ上に配置され、さぞかしお仕事も捗るやろうと。その上無償でウィルスソフトまでインストールされ［危険です、今すぐアップグレード］とキメ細かいお知らせが頻繁に表示され、ちゃんとお金を払うとこまで誘導してくれるマイクロソフトのメールでした。

・・・・完全スパムやないか、スパイウェア付きの。

相当手こずって何とか動くとこまでして終了。再セットアップを勧めてきました。

大崎善生の情景は綺麗と思いますた今回の[Rock'N roll]。 最初から最後まで背景はすべてパリ、これが辻仁成だと胃袋から込上げる気持ち悪さが居座るんですが、70年代のZeppelinやjeff beckやなんかの歌詞を塗ったくった下地に、大仰な言い回しを連呼するくどい大崎節が配されると巧みに色調が形象化され変に嫌みのない作品になるのが作家の技量ですか。 アジアンタムブルー、ドイツイエロー、ハンリアンブルーなど色のイメージ化に秀でた作者やなと思いますた。今回のは茶褐色、薄目で、普通か。

昼間のドブ板営業から解放される金曜の晩は清々しくも赤灯台へ。無心でキャスティング数投目でヒット！、まずまずの1匹に今日もええ感じのレスポンスで自ずと色めき立ちます。
誘ってもないのに初心者Ｍ氏や師匠も加わり３人で攻め立てること小一時間、師匠の３連発のバラシまくりに隣のＭ氏は消沈気味でした。そこそこ納得のを釣上げ、自分は早々に後にした金曜でした。

頑ななまでの著作権違法魂、満を持して[iped]発売！臆面もなく踏み躙るその姿勢、中国の直球勝負に感服しました。
yahooニュースに取り上げてあったipad類似品、掘り下げてみるとあるわあるわ、中でも[iped]、1個1万円で販売する店員が「中国では、他の製品をまねてもいいのよ」豪放磊落な金言は後世の残る名文句、恐れ入りました。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4437974.html