立て続けに[入らずの森]・[向日葵の咲かない夏]・・・なんちゃってホラーは読み終えた後が妙に空しい。見るからにオドロオドロしい[入らずの森]、未だ残る平家の怨念みたいなことを期待してましたが、アメーバのような粘菌が縦横無尽の大活躍でした。明らかに低学年向けの[向日葵の咲かない夏]、死んだS君が蜘蛛になって・・・この時点でちょっとオカシイ、死んだ妹は実はトカゲになって・・一緒に悪い奴を懲らしめる話と、完全に現実離脱のヨスケな空物語、途中止めようかと何度も思いましたが惰性で完読。
[独白するユニバーサル横メルカトル ]、気色悪い表紙、独特の世界観に読みながら、吐きそうになりましたね、久々に凄い短編でした。何時までも残る後味の悪さは筆舌に尽くし難い。