先日のジョゼにえらく嵌ってしまい、ツタヤに足を運びDVDを物色中に目に留まった八日目の蝉。数年前に読んだ小説でラストの号泣をを思い出し、つい手に取ってました。
”そして父になる”とは異なる視点から親子とは?を問う、血縁でない母子愛を痛烈に表した感動作。
角田光代の細いタッチで綴られた原作よりも執拗に母子愛を強要しているようで、原作抜きに映画を観た場合にストーリーを理解できるかは疑問が残るものの、原作以上に泣けるラストは絶品。
ただ肉親の描かれ方があまりに痛々しく、受容れない物憂げさが”そして父”よりも色濃く、血の繋がりが返って物悲しさを色濃く表現されたように思いますた。