藤井裕久大先生に頼まれて参加した、参議院議員[佐藤まさひさ]先生の講演。僅か30分程度の話でしたが、胸打たれる感慨深い素晴らしい内容でした。
自衛隊の”ヒゲの隊長”程度の話と、高をくくって真正面の最前列、冒頭は尖閣問題から中国の話へと。ここから国のトップである安倍晋三の筋の通った外交姿勢を評価。
逆に菅直人の尖閣中国船衝突事件の責任の放棄や田中防衛大臣の無学ぶりなど軽い民主党批判。
その後の震災絡みの話が特筆もので、現地自衛隊員、自らの連絡も取れない家族がいるにも拘わらず行方不明者の生存率が下がる72時間以内に4000人規模の救出劇。
押寄せる津波に病院屋上への避難を指示した病院長、しかし患者全員は救えず、80を過ぎたばあさんが目の前をベッドごと流されていく際に[先生、今までありがとう、ありがとう]と感謝できる勇気。10歳のわが子が震災後2か月間行方不明、5月初旬に自衛隊員により発見され、その母親の涙ながらに労う言葉。連絡の取れない妻がいながら最後まで公務を遂行した陸前高田市長、その数か月後の遺体発見を報告した自衛官の無言号泣の敬礼。
がんばろう東北などと簡単には口にできない震災の事実を改めて実感。
信用できる議員さんかなと。