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インターハイ予選

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2Rレフリーストップ、残念でしたが粒粒辛苦を重ねたその姿勢に大きく胸打たれるものがありました。


予てからのボクシング通いに足が遠のいてからはや1年、紹介した友人の息子は今も懸命に努力を重ね熱血指導の下に着々と実力を付けインターハイ予選に届くまでになりました。
熱の入れようは本人以上の大人たちを余所目に、入門当時のヘナチョコジャブから大きく飛躍し、試合前には見違えるようなシャドーを緊張からか直向にこなしてました。

肉眼で見る初めてのボクシング試合、アマチュアとはいえ殴り合う鈍い音や、吹き出る鼻血に、弥が上でも血が騒ぎ、ゴング早々、カウンター気味の右ストレートに、相手がぐらついた際には狂喜乱舞で[イケー!倒せー!]などど年甲斐も無く一緒になって濁声を張り上げる始末、しかし次第に相手の連打に対応しきれず、鼻血も止まらず、ロープを背負う事が多々あるのを見兼ねて、無念のレフリーストップに。

リングから降りてきて[すいませんでした]と謝る少年に[何謝っとるんよ、お前無茶苦茶頑張ったねけ、本当によくやった]と言葉にはせず、琴線ぐらぐらにして力一杯の拍手で見送ってやりました。

次回も必ず応援にいったろと思います。