読み耽る事12時間、段組450pを飯も酒も漫ろに完読しました。
深層心理の描写が巧みな俗に笑説作家奥田英朗は過去数冊読んだことがあり印象も良く、今回の[邪魔]も手に取った訳ですが。
所感として消化不良、随所に撒き餌はするものの結論無し・・特にラストは意味不明なものでした。
内容は、不良高校生、精神不安な刑事、放火犯と思しき会社員とその妻、3者3様に入り乱れ、各々の思惑が錯綜し途中の話のもっていき方は随分と引き込まれるものがあり昏々と読み進んだわけですが、妙な徒労感だけが残りました。
午前中のボクシングに何故か感化され、自分も一生懸命に何かをと、読書した次第でした。